第7章 その手は逃がさない

悟「……めい、俺だけ見て……。」

名前を呼ばれるたびに、体の奥が熱を帯びる。

彼の額がめいの首筋に落ち、荒い息が直接肌に掛かる。

動きは徐々に激しくなり、机の上で体が前後に揺さぶられる。

悟「声、もっと聞かせろよ……ここ、俺が満たしてやってんだから。」

命じるような言葉と共に、さらに深く突き上げられる。

その強さに耐えきれず、押し殺していた声が漏れる。

悟はそれを満足げに聞きながら、さらに動きを速めた。

視線が絡み合い、汗がこめかみを伝う。

もう何も考えられず、ただ悟の熱と力強い動きに体を委ねるだけだった。





悟の腰の動きが1段と荒くなり、机の端に置いた手がずるりと滑る。

その瞬間、背中を抱き上げられ、まるで獲物を逃がすまいとするように密着させられた。

耳元に落ちる低い声が、全身を震わせる。

悟「……奥、もっと欲しいでしょ？」

挑発めいた響きに、喉の奥で否定の言葉が引っ掛かる。

しかし、悟は答えを待たずにさらに深く沈み込み限界まで押し込んできた。

子宮口に届くほどの衝撃に、思わず背中を反らし声を上げる。

悟「ほら……やっぱ、ここが好きなんじゃん。」

片手で腰を固定され、逃げようとしてもびくとも動けない。

そのまま同じ場所を執拗に突き上げられ、胸の奥で熱が渦巻く。

快感に混じって、羞恥と支配される感覚が全身を支配していく。

悟は口元を歪め、めいの喉元に軽く歯を立てた。

痛みと熱が混ざり、余計に頭がぼうっとする。

そして唇が離れたかと思えば、すぐに乳首を舌先で転がし始める。

濡れた音がやけに響き、机の上のめいの呼吸が乱れる。

悟「……他の男に、こんな顔絶対見せんなよ。」

その低い声に、胸の奥がずきりと疼く。
　
返事をする前に悟はまた激しく突き上げ、めいの声を無理やり引き出す。

快感の波が繰り返し押し寄せ、腰が勝手に揺れてしまう。