第9章 シツケ
「テメェでしろ」
『へっ?』
長い長いキスが終わり顔が離れるとすぐ、突然命令され呆然としている。脳内はすっかり甘い蜜に支配され、このキスが終わったら爆豪のソレを受け入れるものだと思っていた。
「ヤラねぇとテメェのナカに指突っ込んで爆破させる」
『ヒィッ』
あくまでもヒーロー志望の学生のセリフとは思えないが、目の前に広げた大きな手のひらからチリチリと火花を散らしてるのを見せつけられ、芹奈は背筋を凍らせた。
「中途半端にやりやがったらブッ殺す」
甘いムードなんてものはない。だが、耳元で囁かれるその声が芹奈の脳を揺らし理性を飛ばせた。
『んっ…はぁっ』
腕を伸ばし、スカートを捲り上げショーツの中へ指を忍び込ませると早速粘液が指を濡らし、その指がずっと求めていた刺激となり少し触れただけとは思えないほど体が跳ねてしまった。
「声出せ」
家の駐車場に父の車はあるが靴はない。それがつまり父が海外出張に出ていることを示していることを爆豪は知っている。そしてその父が今朝日本をたったということも。
『やぁっ…勝己っ…恥ずかし、っっ!!!』
薄れていた理性が働き出そうとした瞬間、爆豪の指が胸の突起を刺激する。その刺激によって再び芹奈の中の理性が眠りについた。
『ああっ…いっ…あっんっ』
ショーツの中で気持ちがいいところをゆっくり撫でているだけで快楽が襲ってくる。頭がボーッとしてふわふわとする。擦っているだけでも愛液の密度は増し、ショーツの中からクチュクチュと水音が聞こえてくる。
『っっっはぁっっぅう……!』
ぬるりと指を2本侵入させると容易く飲み込まれる。指を動かしいつも爆豪に攻められるポイントを刺激すると待っていましたと言わんばかりに膣が指を締め付ける。
背後にいる爆豪はそんな芹奈の様子を見て真顔でのんびりと柔らかな胸を揉みしだいている。芹奈の腰に押し付けたソレはさらに質量を増していく。