第16章 触れられた記憶
甚「まだイけるだろ?」
伏黒甚爾の低く嗄れた声が、耳元にそっと囁かれる。
女は仰向けにされたまま脚を高く持ち上げられ膣奥を深く抉られている状態で、すでに数度の絶頂を迎えていた。
身体は熱く汗で濡れた肌がシーツに張りついて、呼吸も荒い。
「ん……あっ……や……もう無理……っ。」
震える声を無視するように、甚爾の腰がまたゆっくりと動き出す。
濡れた肉の擦れ合う音が生々しく響き、女の喉から甘い吐息が零れた。
悟「可愛い……壊れそうなのに、ちゃんと開いて待ってる。」
五条悟が女の顔の横に伏せ片手で汗に濡れた髪を撫でながら、唇にそっとキスを落とす。