第1章 半々羽織
「あっ…は……義勇様っ…。」
お腹をさすりながら下半身に伸びていく義勇の手に、仁美は流石にそれを止めた。
仁美の手が邪魔だと思って、義勇は強く仁美の乳首を吸って舐めた。
「あっ!やぁっ!」
仁美はどうやら乳首が弱い様だ。
すぐに義勇を止めていた手に力が無くなる。
その隙に義勇は目的の場所まで手を伸ばした。
仁美はしっかりと太ももを閉じている様だが、簡単に太ももの隙間から義勇の手は忍び込めた。
ヌルッ。
割れ目を弄るよりも触れただけで義勇の指に仁美の愛液が絡んだ。
もう漏れ出している仁美の愛液に、義勇は恍悦の笑みを浮かべた。
「仁美。胸だけでこんなに濡れるのか?」
義勇が仁美の顔を見ながらそう聞くと、仁美の顔は更に赤くなった。
「ごめんなさいっ…私の体は悍ましいです…。」
「悍ましい?何故?」
「…こんな簡単に快楽に溺れてしまうからです…。」
仁美はそう言うと、心底自分に軽蔑した様に涙を流した。