第7章 鬼の宴
仁美の懇願を聞いて童磨の喉が鳴った。
体中の血管が浮き出るのを感じながら自分の昂りを必死で抑えた。
(…なるほど…これは無惨様も苦労したはずだ……。)
射精をしてしまえばその都度体が変貌するのを感じた。
仁美を傷付けない為に、めちゃくちゃに犯したいと言う欲望を耐えなければいけない様だ。
(…それでも俺はまだ、無惨様ほど仁美への影響は出ていない。)
彼ほどこの腕の中の少女を愛し、慈しむ気持ちは無い。
仁美への衝動はまだ抑えられているはずだ。
(参ったなぁ…その俺ですら体に変貌が起きてしまうとは…。)
この少女を欲望のまま貪ったならどれほどの快楽なのだろう。
残念な事にその機会は与えられる事は無い。
「…仁美力を抜け、体が傷付く…。大丈夫だ、少し人間より大きいだけだ…。」
自分の精液で仁美の中はヌルヌルだ。
ソコにまた締め付けられては動かなくても射精してしまいそうだ。
童磨は仁美を抱き締めると、優しく揺さぶりながら律動を始めた。