第4章 赫き炎刀
結局早くと、自分から杏寿郎のモノを押し当てた。
自分の先端が仁美の割れ目をなぞっているのを見て、杏寿郎目を細めた。
ズズッと彼のモノが中に入ってきた時に、仁美の体は弓のように綺麗に反った。
すぐに奥深くまで入ってきたのに、押し込まれたモノは遠慮がちに動いていた。
目を細めて杏寿郎の顔を見ると必死に我慢している。
仁美は足りなくて、そんな杏寿郎の顔に手を伸ばして彼に言った。
「もっと…。もっと動いていいですよ。」
仁美の言葉を聞いて、杏寿郎は大きく息を吐いた。
「……今の言葉を後悔しないように。」
「!!」
途端に強く打ち付けられる衝撃に、仁美は布団のシーツを強く握った。
杏寿郎の体に覆い被さられて彼の重みも感じないほどの快楽が体を走り抜ける。
「あっ!ああっ!」
仁美は嬌声を上げながら、彼の背中を掴む事しか出来なかった。
彼の律動の度に軽くイカされて、目の前がチカチカする。
「ああっもっと……もっと下さいっ!」
仁美は杏寿郎の髪に指を絡めて、彼の頭を掴んだ。
杏寿郎の目の前で仁美の胸は彼の動きに合わせて上下に揺れていた。