第7章 進路手伝い
由莉「どうして、就職の方を?」
翔「簡単に言っちゃえば、大学行っ
ても意味ないし… 特にこれを勉強
したいって言うのもないし。」
智「先生はなんか言ってたの?」
翔「先生は進学だよな?って言って
たけど、就職するって言ったら
猛反対された。ずっと、1年生
から1位キープのお前が大学を
行かないなんてもったいないって。
今すぐにでも変えろとは言われたよ。」
和也「翔さん… もしかして…」
翔「…ごめんね。こんな話をして。
俺ちょっと外の空気吸ってくる。」
そう言って櫻井さんは出て行った。
智「ニノ、なんか言いかけたよね?」
和也「あっ、実は俺、翔さんと
1年の時同じクラスだったんです。」
私達は二宮さんの話を静かに聞く事にした。