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化身来華【鬼滅の刃】

第10章 見送り(みおくり)





「は…はあ……
やけにはっきりいいまんな
恵土「だってもったいねえじゃん
いいように使い潰されるなんてさ

何より…」

「?」

恵土「………お前だって…お前の人生歩みたいだろ?」真剣

「……………
(じわっ!)←走馬灯が訪れ涙を浮かべる

ほんま大変やった!
踏まれて蹴られて80年!」ぐしぐし涙擦る
恵土「80年?!!;」瞠目
「ずっと何も食べられへんし!
飲まれへんし!何もおいしゅうないし!
人の血やって吐き気するし!
恐ろしいし!!
ずっと反抗せんように気を働かせて睨み付けてくるしいいい;」ぼろぼろ号泣

恵土「……随分大変だったんだな;
飲まず食わずで寝ずにだろ?」
「はいなああああああ」しくしくしくしく

恵土「んー
うちじゃそんなことはないし
ちゃんと休む時や日は与えられるから安心しろよ?な?」

「はいいいいいいい
一生ついていきますううううう
恵土「そういうのいいって!
お前の人生を歩め!お前のやりたいこと今からでもちゃんとやってけ!!
「はいいいいいいい」しくしくしくしくぼろぼろぼろぼろ

恵土「所でお前の血鬼術ってなんだったんだ?」

「走れます」
恵土「へ?」きょとん

「水の上でも壁でも塀の中でも潜り込んで走れます
透過できるんです、どこまでも走れる術で
身体の大きさを自分のと人のも変えられますんで
中々重宝されてましたわ」

恵土「へえええ!
随分すげえじゃん!!
じゃあ鬼を小さくして踏んづけるってことも出来るんだな!?
「小さく頷く)へ…へえ
ですが……」

恵土「ん?
「格上には避けられておしまいでした
平々凡々が関の山ですぜ」はああああ

恵土「何言ってんだ
これまでずっと狩られずに生きてきたんだろ?
人も食べず殺さずに
それって誰にでも出来ることじゃねえぞ!胸を張れ!」

「へ!?
いや…でも情報渡してきた身やし
三都村の龍神様のことやって話してまいました」


恵土「それ…って……」戸惑い硬直

「大きく頷く)はい…あんさんのことです
せやから仇みたいなもんなんやから
そのお…怨まれても、仕方ないかと……」がたがたぶるぶる

恵土「……

気にすんな!」微笑
「へ?」ぽろぽろ号泣、涙を流しながら目を見やる

恵土「悪いのは無惨だろ?

一笑に付して終わらせる選択だって出来たはずだ
なのにわざわざ村まで赴いた(真剣)


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