第7章 出会い(であい)
1905年の内、神の呼吸が完成した
簡易的に纏めると…
下記の通りだ
光の呼吸
コオオオ(呼吸音)
壱ノ型・朧(おぼろ)
全身の脱力を伴い、間合いを瞬時に詰め、懐に飛び込んで心臓を突き刺し首を斬り落とす
弐ノ型・一閃(いっせん)
相手へ突進し、解き放たれる突き
大岩ごと貫通して鬼へ突き刺さった
参ノ型・風魔一閃(ふうまいっせん)
相手へ突進し、解き放たれる袈裟斬り
鬼の後ろの林ごと斬り伏せた
肆ノ型・陽光(ようこう)
日輪刀の光を一塊の光と化させ、ぶつける技(目くらましにもなる)
鬼には致命傷となり、血鬼術には無力化を齎す
無間(むげん)・抜刀
纏い(まとい)
日輪刀が息吹をあげ、光の奔流が身を纏い続ける
その状態となった直後から、神の呼吸へと切り替わる
空を自由に飛び回れたのも同じ原理
神の呼吸
オオオオオオオオ
伍ノ型・紅(くれない)
全てをバラバラに斬り刻む技
高速回転させた光の刃で全てを斬り刻み焼き尽くす
鬼以外の相手なら何でも問答無用で血のみの状態となる(それすらも瞬時に蒸発し消滅する)
自らを中心とした直径一町(109m)を辺り一帯全てを消し飛ばす技
無間・抜刀による基本状態(纏い)から更に発展させた技
陸ノ型・霤䨩(りゅうりょう)
斬撃を上部へ向け天候を支配し気流をも操作し無数の雨だれを弾のように貫通させる技
漆ノ型・天雷(てんらい)
無数の雷を一つに束ね水で通り道を作って叩き落とす技
基本的に霤䨩と同時に使う
原理的には陸ノ型と同じ
捌ノ型・化身(けしん)
原初の始祖神としての姿へと転じる技
全ての事象を自由に行使する為、陽光を瞬時に使役することが可能
地中に吸収された太陽の光であっても同様であり、寸時に鬼を殺し切ることが出来る
一瞬という間すら与えることも無く…
異空間すら斬り裂き、無数の闇を光(太陽の光)へと転じさせることが可能となる
日輪刀
月を直視する程度の光を常時纏っている
月明かりの届く範囲では血鬼術は発動しない
月明かりの間合いに触れれば陽光灼けして死ぬ
『陽光の結界』と言い、首を斬らずとも容易く屠れる
身を守る鎧にもなっている
化身となった時には、大体なんでも効かなくなるし
どんな影響も攻撃も防御も無力化する
攻撃の時にも常時展開されているし、どんなものも貫通して叩き斬れる
