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化身来華【鬼滅の刃】

第6章 縁(えにし)





険しい方の修練用のものも作ることにした


最も険しいのが滝から見て左側(西側)
3秒乗れば沈むから気を付けるべし
重心も全て異なり乗っても沈まない場所は5mm四方
その上で投擲術で妨害を行う
最終段階ではこれまでの小石や石ではなく小刀を投げる
油断すれば死ぬと思うべし

という注意書きと共に…‥



来たるべき日の為に備えて……



ありとあらゆる苦難を準備し、神の力を受けても耐え切れ、尚且つ自らの魂の力を引きずり出せるようにする為の準備に勤しんだ

と、言っても…
希望者が居れば全員に伝達し教える予定だ!(ギラリ!)←戦力は少しでも多い方がいいという意


怪しく眼光を光らせる自身に恐れをなしてか…

継子(つぐこ)に恵まれることも無く
育手(そだて)として何かを伝えれる訳でも無く……

音を上げる者以外いなかったことから、逆にこちらが苦難の極致へと立つこととなった



恵土(………私(2代目)が産まれてくるまで苦労した、初代と同じ末路を辿ってる?;もしかして…)

そんな想いが想起する中で…自らの魂の中に居る初代から頭を撫でられる感覚がした
ずっと原初の神々界の一室(創世神の膜<魂の膜>)に閉じ込められ、微動だに出来ずにいる、全ての自由を奪われ続け分体に意識を宿したり魂を生む以外何も出来ない初代へ想いを馳せて……


全ての母体として…胎児の位置に居(お)る初代に向けて……



様々な修練場を作った後…

それが役に立つことになるのは…‥
まだまだ先の話だった


それまでは鬼を只管倒し続けていた


そんな1900年から5年後
耀哉は13歳、あまねは17歳で見合い
その時耀哉から発せられた『貴女が嫌なら私からこの話は断ります』というあまねの立場を思い遣る一言が馴れ初めである

で…私にも聞かれたのだが……
あまね「神であることを聞きました

私より…貴方の方が、耀哉様を支えるのに差し支えないのでは」不安気な表情で俯く

恵土「駄目だ

私は、鬼を倒す柱だ
耀哉の傍には、常には居られない
耀哉が赦さない

耀哉、鬼から民も、双方守れて真に守ると言える
少なくとも…私はそう思う

耀哉のこと、よろしく頼む」正座したまま頭を深々下げる

あまね「くす)なんて誠実な人なんだろう)

顔をお上げ下さい
不束者ですが、よろしくお願い致します」土下座


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