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化身来華【鬼滅の刃】

第4章 癒やし柱(いやしばしら)





実際にそれを行ったのは、柱となった12月14日ではなく
13日の昼に帰ってからすぐ、体が辛そうなお館様の為に使用してみせた

結果、随分と体が軽くなり、産屋敷家の外周を一周して走って帰ってきた


恵土「体弱いのに何やってんだ馬鹿野郎おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!・・」憤怒

お館様「いや…しかし体が羽根のように軽くて
恵土「それで何かあったらどないすんじゃぼけええええええ!!!!」

お館様「いやしかし嬉しくてつい
恵土「黙れや馬鹿あ!!!お前の身を一番に案じんでどないすんじゃあああああああああああ!!!!」

到底柱には聞かせられない内容、暴言をぶちかましていた

と、言っても…
どれもこれもお館様の身を案じての諫言(かんげん)であり


怪我したらどないするんじゃ!
治すけれども無茶すんな!
もし寿命が縮んだらどないすんねん!!

口々に掛けられるそれに
心底嬉しそうな、困ったような、複雑そうな表情を、お館様は正座したまま続けていた


その言葉はどれも半泣きで

つい最近まで風邪で寝込んでたくせに!!
肺炎になり掛けたばっかだろうが!
と口々に叫び

それに、その想いに、うんうんと頷きながら、嬉し涙を浮かべるお館様に


恵土「きいとんのか!!!」
終いには泣きながら説教していた

お館様「聞いています
ごめんなさい」
恵土「心配させるなああああああああ」ぐすんぐすんひっく
耀哉が持って来てくれたティッシュで鼻をかんで、涙を必死に手で拭っていた

恵土「なんの為に」跪き泣き崩れる

お館様「ありがとう^^
久しぶりのことで、つい体が弾んでしまったんだ

赦してくれないかな?」苦笑し頭を撫でる

恵土「………ぐすっ

…‥
赦す」ぽつり

お館様「ありがとう^^」にっこり

その間ずっと耀哉は必死に私の背を撫で頭を撫で、落ち着かせようとしてくれた


お礼に寝る前

恵土「耀哉!
お前に最終兵器を見せてやろう!

見るがいい!変身!!←刀を左手で高く掲げ伸ばしたまま左回転させ前方に円を描く


無間(むげん)・抜刀!!」
その声と共に日輪刀が息吹をあげ、光の奔流が身を纏い続ける

耀哉「きゃあああああああああああ//」キラキラ
拳を握り締めすっかり見入る

その日一日…寝入るまで実際に剣技をしてみせ
今で言うヒーローごっこをして遊んでいた


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