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化身来華【鬼滅の刃】

第24章 慟哭と仲直り(どうこくとなかなおり)





義勇「俺も行く
無一郎「俺も行きたい
実弥「待て!俺にも行かせろ
行冥「ついていてやって欲しい
まだ心細いだろう
恵土「実弥お兄ちゃん行っちゃやだあああああ
やああああああああ」滂沱
泣きながら手を伸ばし服の裾を掴む

天元「時透もついていてやってくれ
錯乱して脱走しかねねえ
無一郎「……………←無言の抵抗
わかった」渋々頷く

小芭内「お前達の分までぶつけてくる
安心して恵土を守ることに専念しろ
すぐ戻る
義勇「わかった
任せる」
ぐっ
拳を、小芭内から差し出された拳へぶつける

泣き叫ぶ恵土の声が響く中でのやり取りであった…


小芭内「全て更地にしてくる」ゴゴゴゴゴ←真っ黒憤怒
天元「おーおー穏やかじゃねえなあ
行冥「そちらはどうするつもりだ?宇髄
天元「ふっ…俺か?
全てぶち殺してくんだよ(憤怒)
暗殺はお手の物だ」手をボキボキいわせる
行冥、小芭内『恵土が悲しむからやめろ』じと目
天元「ちっ、冗談だよ冗談」瞑目し溜息と共にお手上げ
小芭内鏑丸((どーだか))じと目

出る準備を始める中
咽び泣き狂う恵土の頭や背を黙ってずっと宥めるように撫でていたしのぶが手を離し

小芭内へ、歩みを進めた


しのぶ「伊黒さん
一言伝言をお願いします」

小芭内「?
心得た
なんだ?」

いつになく真剣な表情、声色
苛立ちを隠した、震えも何も無いそれに

小芭内は訝しむように目を向けた


本来なら一番取り乱しそう(怒号を上げそう、お礼参りに行きたがりそう)なのに珍しいな
という心中のまま

伝言のみで済まそうとするしのぶに対し
その言葉を聞こう(聞き届けよう、確かに伝えよう)と小芭内は意識を集中させていた


しのぶ「地獄に堕ちろ」
満面の笑みで、真っ黒な表情で
心底おどろおどろしい声色(怨嗟の声)で
地の底から響くほどの恐ろしい声で言い放った

しのぶ「お願いしますね^^」にっこり

小芭内「…あ、ああ;」
鏑丸「…」瞠目、硬直
後に鏑丸はめっちゃ!!がくぶるしたそう

ギネスに載るホラー映画顔負けのドス黒最恐音声であったという…


当時のしのぶは、腸(はらわた)が煮えくり返らんばかりのそれに身を包まれ
今にも暴れ出したい、叫びたい、殺して回りたい衝動に駆られながらも、焼き殺されながらも、焼かれながらも
必死にそれを抑え込みながら言の葉を発していたようです


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