第18章 夏祭り(なつまつり)
それに手当し回復する中…辛うじてではあるが、極みを会得(自覚)した
恵土「後はその常中だな
しのぶ「もう!いやあ!!!」
さらりと言うそれに、しのぶが叫ぶのは言わずもがな…
15m瓢箪は、極み・常中が出来てこそ可能となるものであった……
その後…ほんの数時間で、ものの数秒で会得し、無事皆が皆粉々に割れるほど強くなりました
正確に言うと…
各々の身体に合った、極み・常中を
神の力で強制的にさせて、実際に体感させ
そしてそれを再現するだけという状態を作り上げた
後は全てを粉々に割るだけの段階まで、短期間で成長したお蔭で成り立ったことでしたとさ……
しのぶ「破裂じゃ駄目
粉々にしないと…」
冷や汗混じりに呟き、焦りを見せるそれに
『え…?(これ以上がまだ?』愕然←弟子達
そこで真打の登場であり……
ぱあんっ!
粉々に跡形も無く砕け散った
恵土が息を吹き込んだだけで
これをやれれば水中でも、地上と同じぐらい変わらず戦えるぞ?
と淡々と笑って伝えられた
全集中の呼吸が通常の剣士にとっての基礎であり奥義とするなら
常中は柱級の剣士にとっての基礎であり奥義
極みは恵土程の剣士にとっての基礎であり奥義
この呼吸法は自然に身に付くものであり
御屋敷から滝目前までの木道の修練で既に身に付いているもの
後はそれを自覚し、常中するのみとのこと
一時的に極みを無意識に扱うことは出来ているので
その常中まで目前であった為、特に言及することは無かったとか
力がどんどん湧いてくる!
とのこと
蜜璃談
蜜璃「火山でも何でも割れそうな気分!!」うおおおお!!メラメラ
小芭内「甘露寺…流石にここに火山を持ってくるのは無理だ;」困り顔←『極み・常中』中
鏑丸「シャー;」困り顔←小芭内と同様
もう既に身に付いているので
戦闘中には自然と出ていた為
常中まで後僅かだった
恵土「正式名称は
これはお館様が命名してくれたんだが…
全集中・常中ノ(の)『極み・常中』という
そして……
その先に視えるそれを………
『透き通る世界』を超えた次元のそれを……
耀哉「千里眼と言うには足りないぐらいの精度だ
千を超えて万…いや……
強いて言うなら…こう名付けようか
恵土&当時の耀哉(4歳)『神里眼(しんりがん)&と――』真剣な表情、眼差し