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化身来華【鬼滅の刃】

第12章 新たなる柱(はしら)





炎柱の書の内容…
無惨を倒すのには、日の呼吸で無いといけないこと
日の呼吸は鬼殺隊が使う呼吸の大元になる呼吸で最強の呼吸、他の呼吸は全て日の呼吸の派生であること
日の呼吸の剣士への悔いや様々な未練、自信を無くしたことを第21代目炎柱が書かれていた

本来ならば、それにより
日の呼吸の剣士の力を知ったことによる、どうしようもない無力感
小芭内を助けた時の顛末を知ったことによる、人間の汚さへの絶望
更に…妻である瑠火の死による、心の拠り所の喪失

これらが同時期に重なったことから、絶望してやけ酒に走り、酒に溺れることへ向かうはずだった
煉獄家の中でも、繊細且つ不器用な人だから…


しかし…

あまねから言われたのは…
神の呼吸は、日の呼吸よりも上のこと
無惨の及ぼす癌化、すなわち鬼化を無力化出来る点
更に言うと…その元となる光(神の力、化身)を、全ての呼吸に付与出来ること

そして……愼寿郎の子である杏寿郎が、柱の皆と力を合わせ、神である癒やし柱と共に、無惨を討つ姿を見たと………


貴方の力が…
日の呼吸の剣士でも討てなかった無惨を、討てると

そう言い聞かせられたことから…立ち直る契機(きっかけ)となった


あまね「神は…貴方を見捨てません(微笑)

見ていて下さい…
貴方の妻も、必ず助かります」

そして現に…妻の命は助かり、無事完治した

完治するまでの時間を稼ぐ為に、無理をして3日昏睡し、生死の境を彷徨ったことは知っていた
当時、自ら癒やし柱の管轄を買って出ていた


以上のことから…
完全に立ち直り、指示通り剣術の指南へ専念することになったと……

後に…杏寿郎にも例の3つの修練をさせてもらいたいと恵土へ言い、快諾されている
(死ぬほど大変だったが身になっていることはわかっているので体験させたいとの申し出だった)



そして今…
助けられてから2年ほど療養していた伊黒小芭内が、屋敷に着いた

恵土「あー!!!
お前…あの時の!えっと、あっと、名前」
小芭内「伊黒小芭内だ」

恵土「あ…
産屋敷恵土だ、よろしく(お辞儀)

あの時、挨拶も出来ず済まない」

小芭内「いや…構わない」ふっ

恵土「所で…」

小芭内「なんだ?」
恵土「あいつはぶん殴ったか!?」

小芭内「………黙秘する;」

その後…修行を付けることになるのは言うまでも無かった


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