第11章 新たなる来訪者(らいほうしゃ)
和室に通された少年は…最終選別で助けた錆兎さんに駆け寄った子だった
義勇「冨岡義勇と申します
文(ふみ)で申し出たように、修行を付けていただきたく来訪しました
何卒(なにとぞ)、よろしくお願い申し上げます」深々土下座
恵土「これはご丁寧に(土下座)
産屋敷恵土と申します
よろしくお願い致します(お辞儀)
本日は正月というめでたい日
よければ修行を付けるのは後日として
今日はごゆるりと過ごされては如何(いかが)だろうか?」
義勇「恐悦至極に存じます
急な来訪だというのにご配慮いただき、誠にありがとうございます
感謝に堪えません」土下座
恵土「気にしないでくれ(手で制する)
弟子となるからには家族も同然(微笑)
そう固くならず、肩の荷を下ろして、気楽に接してくれると助かる」苦笑
義勇「はい
では、お言葉に甘えて…(すっ)←正座したまま顔を上げ姿勢を整える
改めて、よろしくお願い致します」お辞儀
恵土「ああ、よろしく^^
義勇と呼んで大丈夫かな?」
義勇「はい
なんなりと自由にお呼び下さい」頷く
恵土「ありがとう」微笑
そう話し合う2人に対して
しのぶが3度戸を叩き、恵土のどうぞという返事を待って
声を掛けられてから戸を開け、お茶を2つ各々の座布団の前に出して(置いて)くれた
恵土「ありがとう」
しのぶ「いえ」
義勇「あ…!
あの時はありがとうございます
本当に…助かりました
錆兎まで…喪う所で」
しのぶ「いえ
私は、私のすべきことをやったに過ぎません
同じ鬼殺隊士として、精進しましょう」
義勇「……
(くす)ありがとう」お辞儀
しのぶ(…律儀な人)くす
それに軽く頭を下げてから、静かに正座したまま去っていった
しのぶ(ふう、緊張した)戸を背にしてもたれ胸を撫で下ろす
いつもとは打って変わった雰囲気に、しのぶは思わず息を呑んでいた
あんな顔が出来るなんて…
普段の気さくな態度とは変わったそれに……終始緊張していました
最短100km(音置き去り時速まとめ)
3分(奥義1ずつ同士)
秒速100/180km
分速100/3km
時速2000km
2分(奥義50)
秒速100/120km
分速50km
時速3000km
1分半(奥義100)
秒速100/90km
分速200/3km
時速4000km
