第1章 転校先の学校 〜大野智〜
智「高木君… どういうことなの…?」
高木「ただ単にこのクラスで弱い奴
はなんでもするっていうルール
があるんだよ。誰も文句は言って
ないしな。」
確かにみんな見てるだけの人。
うつむいている人。
誰も清水君を助けようとしない。
俺は言った。
智「それってさ… いじめじゃないの?」
高木「はぁ?なにお前?」
智「清水君は何も悪いことしてない
のにさ、弱そうだけでなんでもする
っておかしいよ…」
慎「大野君…」
智「清水君は俺の友達だよ。黙って
見てられない…」
すると、高木君はまた鋭い目をして俺を見た。