第3章 第二章
「うーん。……したいよ?そりゃ。」
握った手を秋くんは口まで持っていきちゅっ。とリップ音を鳴らして口付ける
「今すぐつーちゃんの中に入れたいし、どろどろに甘やかしたい」
思わず振り向いて秋くんを見ると
その目は見たことある
前回のゴムをつけてた時の、獣
「でもね?ここ風呂だし。ゴムないしね?あとはー。」
すぐにいつもの調子になり話し始める秋くんはニコッと笑いながら今度は指先をはむはむ咥えてきてぞくっとする
「まだもうちょっとつーちゃんと風呂浸かってたいなって。久々でしょ?風呂。ちゃんと身体休めて?このまま寝ちゃっても俺がなんとかするから」
そう言って更に引き寄せて秋くんの胸板にゆっくり頭を乗せるように誘導してくる
なんて心地がいいのだろう
秋くんはやっぱりスパダリだ
目を閉じて
今度は秋くんの手を握り返す
もう既に少し寝かけている
「本当にありがとう。大変助かってます」
「先生のお役にたつならいつでも来るよ」
「もうずっと居てもらいたいくらいだよ」
思わずそんな事を口走る
「……本気?」
ちょっとの間でそう聞かれて
「うん。秋くんいると気持ちいいか、ら」
そこから記憶がぷっつり途切れた