第9章 雄英体育祭
チーム決め終了1分前。
他のほとんどのチームも決まったようだった。
瀬「他の組も強そうだな…」
切「でも俺たちの組だって十分強ぇよ!なんせ繋原と爆豪いるしな!」
爆「なんで俺の名前が先じゃねぇんだ!」
瀬、切「「えぇ…」
「どうでもいいよ…」
爆「あぁ!?」
「切島くんの言う通り、私たちの組だって周りに引けを取らないくらい強いと思うよ」
爆「無視してんじゃねぇ!」
切、瀬((かまってちゃんかよ…))
「私が主となって、来る攻撃を防御する。死角のフォローと爆豪くんの制御は瀬呂くんに頼むよ。機動力こそ少し低めだけど、そこは爆豪くんの勢いと力でカバーすれば十分通用する」
瀬「お前やっぱ頭いいな」
爆「なんっでお前が主なんだ、あぁ!?俺が騎手なんだから、俺が主だろ!」
切「俺は…」
「分からない?爆豪くん」
爆「あ!?」
「さっきも言ったけど、このチームに欠けているのは機動力。それをカバー出来るのは爆豪くん。つまり爆豪くんが力を発揮できなければこのチームは終わる。爆豪くんに賭かってるんだよ。」
爆「…」
切「だから俺は…」
「そしてその爆豪くんの力に耐えきって引っ張っていけるのは、うちのクラスでは切島くんしかいない」
切「あぁ…」
「誰か1人でも欠ければ、途端にこのチームは弱くなる。でもみんなが全力を出すなら…どのチームにも負けない…限りなく"最強"に近いチームだよ。頑張ろう、みんなで」
ここでチーム決めのタイムアップを知らせるブザーが鳴った。