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キバナさん 男娼を買う

第8章 褒美







 「はぁ…レイ、こっち来い。」

 僕の身体を起こして、
 キバナさまが自分の元に誘導してくる。
 立たない腰を必死に動かして
 キバナさまの膝の上に脚をひっかけると、
 そのまま膝の上に座らされた。

 「座位か。いいこと考えるじゃねえか。」

 そんなつもりはなかったけど、いいや。
 僕も空イキしすぎて、
 もうわけがわからない。
 理性なんてとっくの昔に飛んでいて、
 快感だけを求めている。

 「はぁ、はぁ……。」

 キバナさまが僕の雄と自分のものを
 重なり合わせる。
 大きさが全然違う。悔しい、けど、
 これが僕の肉洞に入っていると思うと、
 興奮してしまう。
 キバナさまの雄は既に勃ち始めている。
 僕はまだ管理していて出せていないから、
 赤く、ぎちぎちとしたまま、勃つのと萎えるのを
 繰り返していた。

 「いつまで管理してんだ。
 こんなのはめてたら、つまんねぇだろ。」

 「…ッ、取ったら、…イっちゃい、ます、」

 「もうイってんだろ。何回も。」

 キバナさまが僕の輪ゴムを乱暴に外すと、
 雄の奥から精が飛び出した。

 「ぃ……ぁっ!!」

 びゅ、びゅ、と出て止まらない。
 キバナさまがそれを手に絡めて、
 自分の雄と合わせてぐちぐちと扱きはじめた。

 「ぁ、イク、いってる…出る、出るっ…!」

 「ずっと出てるっての…ッ、」

 ぬちゅぬちゅという水音が木霊する。
 その間も僕の精液は止まらない。
 びゅるびゅると白濁とした液体が、
 キバナさまの手を汚していく。

 「前も後ろも、
 ぐちゃぐちゃになっちまったな。」

 「ん、きもちい、から…いいです…ッ。」

 僕がうわ言のようにそう言うと、
 キバナさまも笑った。

 「オレも、すっげえいい。」

 そんなこと、言われると思ってなかった。
 キバナさまの顔を見たいけど、
 力が入らない。
 ギプスのついた腕を無理矢理動かして、
 背中に手を回す。

 「ふ、ぅ…ぁ、あ…ぁ。………。」

 溜め込んでいた精が止まり、
 正気が少し戻ってくる。
 
 お互いの息はまだ荒くて、身体は熱い。
 もっと、もっと良くなりたい。
 お互いに満足するまで、いっぱいしたい。


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