第18章 仔猫 千切 豹馬
「エマ、ちゃーんと口で言わねぇと分かんねぇだろ?」
長い前髪の奥の瞳は熱っぽくてあまりの色気に思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
恥ずかしくて何も言えない私…
『…あっ///』
「イきてぇんだろ?イかせて欲しいって言えよ…」
耳元でいつもよりも低く囁かれる…
そのまま彼の舌は私の耳の中を犯し始める…
ダイレクトに伝わる水音…
理性が崩れていく…
弱いものの腰の動きは止まらない…
でもそれだけじゃ足りない…
もう限界だった。
『ひょーま…イかせて…』
「なっ!///…お前ってほんとズルい奴だな…お望み通り…イかせてやるよっ!」
『ッんぁあっ!///』
さっきと比べ物にならない快感に襲われる。
ギシギシと音を立てるベッド…
耳元で漏れる彼の吐息…
ぎゅっと握られる手…
全てが興奮材料となった。
『んっ、あっ…んんっ…』
目の前がチカチカとし始める。
もう限界が近い…
これだけは言わなくちゃ…
千切くんの首に腕を回す…
『好き…大好きだよ…んっ、私はずっとそばにいるから…ひゃっんっ!//』
「ああ、俺もだ。お前が好きだ…お前だけは絶対に手放さねぇよ…」
私の欲しい言葉をくれる千切くん…
ほんとは千切くんを元気づけるつもりだったのに、結局は私が身も心も千切くんで満たされた。
『んぁあっ!、あっ、も、ああっ…!』
「エマ…イけっ…ッ!」
最奥を突き上げられ呆気なく私は達し、そのまま意識を失った…
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