第3章 《2章》サンジ落ち編/1話2P/途中
〈第2章 サンジ落ち編〉
【01 再会】1(1/3)/3P
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あれから10年が経って私は16歳になった。
(サンジとローの[13年前]が同年に起きたことで、私とルフィが同い年だから[ルフィが海賊になる17歳]なのは来年のハズ。そうしたらサンジは彼と海賊になる道を歩く)
絶対に[オールブルー]を見つけて欲しい。もしかしたら最後の[ラフテル]の辺りがそうなのかもしれない。
波乱万丈な栄光の道を歩む彼。
どうしても[大人になった姿]を一目見たかった私は、すごく変装に変装を重ねて[海上レストラン・バラティエ]に来ました。
「おジャマしまーす……」
「いらっしゃいませ、クソヤ………えっ!?」
変装してる私を見て、目と口を『これでもか』と大きく開いて言葉を失ったサンジは、くわえていたタバコをポトリと落として、ただただ呆然としている。
(もしかしてバレたの!?髪も目もみんなとも全然違う色だし、成長での変化はふつうにあるんじゃ?んー?………あぁでも【ONE PIECE】って子供の頃の姿とそう変わらないんだったんだった。さすが二次元のクオリティ)
「あ、あの………」
「……ロクジュ………?」
(ダメだ。……やっぱりバレてるみたい……)
メチャクチャした変装でも一瞬でバレてしまったので、覚悟を決めるしかない。
「………お、お久しぶりです、兄様………」
低くなった声で私の名前をつぶやいたかと思えば、次の瞬間にはその腕の中にいる。
「……会いたかった……」
「う、~~~~~~~~~」
「泣くな」と私の頭をポンポンして、姫抱きをしたサンジは厨房に入り、ゼフさんに「ロクジュが来た」と一言だけ伝えて、そのままどこかの部屋に入った。
室内の匂いや雰囲気がサンジのなので、恐らく私室。
(いまだに私の扱いが手慣れてるよ……)