第12章 世話焼かせんじゃねぇよ【爆豪】
昼過ぎ。
部屋の隅で静かに鳴る洗濯機の音と
掃除機の低い唸り声。
リビングのソファでは
毛布をかけられたまま
すやすやと眠っている。
爆「ったく......
干すだけって言ってたくせに
全部突っ込んでるだけじゃねぇか.......」
洗濯機を止めて
柔軟剤の香りが残る洗濯物を手際よく
干していく爆豪。
Tシャツを畳みながら
ふと、寝顔に目をやると
眉間のシワがすっと緩む。
爆「....あんだけバタバタしてりゃ
疲れんのも当然か.....」
小さくため息をついてから
手び動き出す。
今度は掃除機を持って
部屋中を丁寧にまわっていく。
床の隅も
棚の下も
文句を言いながらもきっちり。