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ヒロアカ〜短編集〜
第11章 あと一歩【爆豪】
「.....もっとしたい。」
この距離がもどかしくて
つい、声に出してしまう。
爆「、、、俺も」
囁く声が低くて、甘くて、ずるい。
けれどそのまま、ギリギリで止まる。
おでこをコツンと当てて
爆豪は深く息を吐いた。
爆「.....けど、今したら止まんなくなりそう。
だからやめとく」
その言葉に、胸の奥がじんわりと熱くなる。
爆「でも次
こんなに近づいてもお前が逃げなかったら......
その時は覚悟しろよ」
その低くて囁く声が、耳元で残響みたいに残った。
〜終〜
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