• テキストサイズ

ヒロアカ〜短編集〜

第10章 幼なじみ【爆豪】






付き合い始めて1週間。    



相変わらず口は悪いし
手を繋ぐのもまだ恥ずかしそう。



だけど
たまに見せる優しさがたまらなくて
私はその一つひとつを心にしまってる


「かっちゃんって
付き合ってからちょっと優しくなったよね」



爆「はぁ!?元から優しいっつーの」


「うそー。
昔は"うぜえ”しか言わなかったくせに」




爆「うぜえ」


「......あ、今言った」



爆「でも......お前のことは、
うざくても好きだからな」



ぼそりと呟いたその言葉に
思わず息が止まった。




「なっ......いま、なんて一ー」



爆「聞こえてんだろ。
もう言わねえ!!」



顔を真っ赤にして
そっぽを向いたかっちゃんの手が
そっと私の手を握ってくる。



......なんでこの人
こんなにずるいんだろう。





/ 94ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp