第8章 まじかよ【爆豪】

爆「なあ.....泣くの、悪いことじゃねえよ。
俺の前でくらい、もっと頼ってくれよ」



あなたの頭を胸元に押し当て
手で優しく背中をさすってくれる爆豪の声は
いつもよりずっと静かだった。



爆「お前が頑張ってんの、わかってんだよ。
.....誰よりも。だから、抱え込むな」



ぽつり、ぽつりと落ちてくるその言葉に
あなたはこらえていた涙をこぼした。


爆豪は何も言わず
ただその涙を受け止めてくれる。



爆「ごめんな、俺がもう少し
一緒にいられればいいんだが。

俺は、お前の味方だ」



どこまでも、まっすぐで。

あなたの弱さを、


当たり前のように包んでくれるその人にーー
あなたはまた、
救われた。




爆豪は私のヒーローだね。






〜終〜