第5章 全部話してぇんだよ【爆豪】
爆「.....やめろ、そういうの。」
拗ねたように言うその声が
ほんの少しだけ甘えるようで。
そっと、指先を絡める。
爆「おまえだけには.......
見せたくねえよ。俺の弱えとこ。
......でも、どんな顔してても、
どんな感情ぶつけても、
おまえは逃げねぇから」
あなたの手を、ぎゅっと握り返してくる。
爆「おまえの前じゃ、
強がらなくてもいいって、思っちまうんだ。
......なあ、これからも
俺のそばにいろよ」
不器用すぎるくせに
ちゃんと伝えてくれるこの気持ち。
その夜、私のの心に
爆豪勝己の言葉が深く刻まれた。
〜終〜