第28章 👻⚡️1【妹と幼馴染】
蒼side(三年前)
ア「会いたいな、、、、マキ」
私達は2年前、妹を失った。
蒼side(さらに二年前)
ある日、妹であるマキが任務から帰ってきてコンビを組んでる高階さんという人を連れてきて一緒に晩御飯を食べることになった。
ミ「はぁ〜〜!今日もおいし〜!」
マ「お兄ちゃんに胃袋掴まれてます、、私」
高「本当に美味しい、中3でこんな料理できるなんて尊敬です」
ユ「姉貴とマキとアオイに手伝ってもらいながらっすけどね」
「そんなこと言ってもほとんどユウマでしょ、、、」
なんてことない会話をしながら食事をする。
すると、ある言葉が聞こえてきた。
高「そういえばユウマくんとアオイちゃんって異能力者なのに異能力が使えないって本当ですか?」
ユ「そっすね」
「、、、、、、まぁ、一応」
高「後天的な覚醒もできないんですか?」
ユ「俺、霊感ゼロっすから」
「私も、ほとんどないに等しいので」
ユ「それなのに、50体以上の悪霊に取り憑かれて呪われまくった最悪の人生を送ってるっす」
高「呪いだけが発動して、力は得られない、そんな話、、、聞いたことないですね」
ユ「黒の亡霊、存在価値がないから俺ら、他の異能力者からはそう呼ばれてるみたいっすよ」
そう、私達双子はそう呼ばれている。
異能力者の家系なのに異能力が使えないから、、、。
高「あ、そうだ、もしよかったらユウマくんとアオイちゃんの覚醒種別を確認してみませんか?」
ミ「え?できるの!?」
高「皆さんは異能力者として覚醒するタイミングが2種類あるのはご存知ですよね」
マ「生誕覚醒と誓約覚醒のことですか?」
高「はい、生まれた瞬間に異能者として目覚めることを生誕覚醒と呼び、ミレイさんのように、ある言葉を口にするまで覚醒させない後天的な目覚めのことを誓約覚醒と呼びます。後者は霊感が強い人にだけ稀に発生する超レアケースですね」
と、淡々と説明される。
マ「どうやったらお兄ちゃんとお姉ちゃんの覚醒種別を知れるんですか?」