第4章 500年後から***
すっ
「約束の印だ」
私の手の甲には龍のシルエットが浮いていた
(!?ヒルチャール治した時に付いた火かと思っていたのに··ってかどゆことよ!)
「うん、やっと会えたな。嫁よ」
「えと··あの、フードさん?」
ぱちくり
「フード?俺か?」
「名前··分からない」
「··モラクスだ」
(もらくす··なんか聞いた事ある名前···)
「さて名前を教えたんだ、もうお前は俺の嫁だぞ」
「!?、えっ!というか私モンドの人です!」
ポソッ
「あの飲兵衛詩人の所か··だから反応しなかったのか」
「···?(飲兵衛?)」
「これだけは言っておく。お前の先祖と俺は昔出会った··そして契約をしたんだ」
"お前達の生まれた子供に龍が産まれたら嫁にする契約をしよう"