第11章 ハウスキーパー 執行官何人
サッサッサッ
(月の地、あるのかな?どんな国なんだろ)
ザッ
「これは随分と似合わない花が1輪いるようだな」
(聞きなれない声だ)
クルッ
「···こんにちは(仮面つけてる)」
なんだろ
近寄ったらいけない雰囲気
「私が怖くないのか?それとも動けないのか」
「····」
「ほぅ、だんまりか」
「私は公子さんから雇われた家政婦の✿です」
「喋れるじゃないか。ふむ··実験に使えそうだな。」
ヌッ
仮面さんの手が私の肩に触れようとする
わかる
この人は危険。
「すまない✿。遅れた」
後ろから声を掛けられる
パッ
「···隊長様がご予約されてたんですね。」