【WIND BREAKER】夜が明けたら【R指定】
第9章 罪悪感ってやつ
スッと自分に着いているゴムを外すと、新しいゴムに手を伸ばす。
私は思わず体を逃がそうとするが、梅宮くんが簡単に私を捕まえる。
私を押さえ込みながら、器用に2個目のゴムを自分に装着する。
「うっ梅宮くんっ!」
余韻なんてすぐに忘れて、私は梅宮くんの肩を掴んだ。
押し返そうとしても、梅宮くんの体が離れる事は無い。
「沙織さん……全然治んないよ…。」
体の昂りも、苛立ちの気持ちも。
私にキスをしながら、梅宮くんはまたゆっくりと私の中に入ってきた。
今度は遠慮なく、ギッシリと私の体を抱き締める。
息をするのも苦しくて、私は初めて梅宮くんに抱かれた時を思い出す。
きっと梅宮くんは。
気が済むまで今日は自分の欲望を満たすだろう。
梅宮くんの律動を受け入れるしか無くて、私は強い快楽の中でその思考を止めた。