第7章 バレンタイン
「で、これがぐっちで、こっちがツッキーの!」
「ありがとー!」
「何で僕のだけ小さいの?」
「ツッキーはたくさんもらうだろうから、控えめにした☆」
「うわー。なんかウザいね。」
嫌そうな顔をするツッキー。
ドンマイ!と言うぐっち。
意外とツッキーの嫌がる顔嫌いじゃないよ!
「で、月島は何個もらったんだよー!」
「どうせ、たくさんもらってんだろ?!」
ノヤさんと田中さんからの質問。
答えるのはなぜかぐっち。
「たくさんもらってたよね!ツッキー!」
「うるさい、山口。」
「まず、下駄箱に3個。ね、ツッキー!」
「おおー!」
「そういうのって本当にあるんだな!」
「で、机の中に2個!ね、ツッキー!」
「そこにもか・・・!」
「あと、通りすがりに4個!」
「通りすがりってなんだ?!」
「なんか、 あっ月島くーん♡チョコレートあげるー♡手作りだよー♡ みたいな感じです。」
ぐっちの女の子の真似、クオリティ高い!
その子が誰かわかる!
「で、呼び出されて2個!ね、ツッキー!」
「何で山口が自慢げに話すわけ?」
「あ、ごめん、ツッキー!」
ちょっと怒ってるツッキーに謝るぐっち。
いつもの光景だー!
「羨ましすぎるぜ・・・」
「拝めば俺らもモテんじゃね?」
ノヤさんと田中さんはツッキーに手を合わせる。
「やめてくださいよ。そんなことしたってモテないですよ?」