第19章 ビッグサプライズ

普段でも十分奥に届くほどの太さ、そして長さを持っているものの、さらにしっかりと打ち付けられる感覚に理世の中はもちろん、頭の芯がジンジンと熱を持ち、しびれる感覚に陥っていった。

「わり、…出る…ｯｯ」

理世の快楽も同時に襲う時、いつもよりもだいぶ早くに悟浄も果ててくる。

「わり…・・・マジで…やばい…」
「…ﾊｧﾊｧ…」
「理世？…・・大丈夫か…？」

頬を軽くぺちっと叩いた悟浄。それにうっすらと瞼を開けた理世の瞳は潤み切り、瞬きと同時にまた涙がこぼれる。

「…ｯ…痛かったか？」
「ちが…ｯｯ…痛くない…それに、いやでもない…」
「じゃぁ…どうして…泣いてんの…」
「泣いてはない…けど…なんか…頭の奥がぼぉってして…チカチカしてくる…」
「あー、それか…」

ほぅっと胸をなでおろす様に悟浄は体を重ねた。

「よかったって事か…」
「…かもしれない…」

珍しくすんなりと肯定した理世。腕にすり寄る様に手を伸ばす。

「…悟浄…ぉ…」
「あのさ、理世…」
「何？」
「……もうこれ…予告なしはヤメて…」
「…なんで？」
「俺の理性が持たねぇ…」
「それって…嫌いじゃないって事？」
「嫌いじゃねぇよ、つか、理世がこういうの着るのは反則だ」
「…反則って」
「エロ過ぎる」

そう話す悟浄の声色はいつものように甘やかす様に優しいものに戻っていた。

「…ﾌﾌ…」
「なんだよ」
「いつもの悟浄だ…」
「なぁにが？」
「今日抱いてくれてるとき…いつもよりもなんか…男の人だった」
「どういう意味だよ」
「んー、解んない」
「はぁ？」
「いつもよりも、なんかね・・声が低く聞こえて、ドキドキした」

そういえば少し照れくさそうに『勘弁…』と呟けばキスを交わす悟浄だった。