【第一章】世界の支配者篇 〜定められしサークリファイス〜
第24章 合コンだョ!全員集合【番外編】
「あの……これどういう状況?」
居酒屋に連れて来られた香織は状況に困惑する。
この空間にいるのは香織を含めて、ほとんど探偵社とマフィアの一部の人がいた。
周りには知っている人しかいなく、貸し切り状態にしているのだろう。
「え、合コンだよ」
何故かいるディアナが香織の問いに答える。
いや、何でいるん?
ディアナだけではなく、フョードルもいる。
居酒屋のメニューになさそうな紅茶を優雅に飲んでた。
「合コンだとしても何で異能特務課に連れて行かれた人がここにいるの!?」
「それは作者の権限というやつです」
「これ以上踏み込んではいけない気がする。設定的に」
「私もいますよ」
にょきっと香織の背後から条野が現れる。
「出番が先の人もいるんだけど!」
「一応本編でも出て来ていますよ、私」
「デートのやつでしょ?本編に含まれてたんだ」
「ねーねー、あれ言わないの?合コン定番のやつ」
「合コンの定番?」
合コンに定番があることに香織は初耳だった。
「男の手を取って『今夜はたった一人の人に巡り会えた気がする』って言うんだよ」
「やまとなでしこじゃん!知ってる人しか意味分からないやつ」
「ぐちぐち言わないでほら」
「やだよ!」
「ちえっ、つまんなーい」
ディアナが席を立ち上がり向かった先は中也のところだった。
まさかと思いながらも香織は様子を見守る。