第46章 共犯者
そう言って四人での食卓になった。ワイワイ言いながら食べている。しかし、食事を終えたあと、部屋に戻っていく三蔵。カサリと紙を出すと色々と見ている。
コンコン…
「誰だ?」
『あ…遅くにごめんね?』
そう言われ、紙をしまうと招き入れた。
「どうした?」
「……へへ」
「……入るか?」
「ん」
そうして促され、雅は部屋に入っていった。
「珍しいな…」
「見せたくて…!」
「ん?……あぁ」
「やっぱり反応薄い…」
「俺の反応見たかったのか…?」
「ん…八戒と悟浄と一緒に買い物行って…選んだの!本当は三蔵とお出掛け用にって思って……」
「そうか。」
「…似合わない…かな」
「そんなこと無い…」
そう言うとふわりと抱き締めた三蔵。
「ただ、短くねえか?丈」
「お父さんみたい…」
「は?」
「でも、八戒も悟浄も雅は足きれいだから似合うって言ってくれたよ…?」
「…あいつら…」
「でも…」
「ん?」
「三蔵にどう映るのか……聞いてみたかったな…」
「…似合ってる」
「ほんと?」
「嘘言ってどうなるんだ」
「良かった!」
ゆっくりと三蔵の腕から出るとくるっと回って見せる。
「…おい」
「なに?」
「外に出て着るの禁止」
「なんで?外に着てでないと意味ないよ?」
「…てめ」
「なによぅ!」
「短すぎて他の男にまで見せるつもりか…」
「足なんて減らない『ふざけんな…』…三蔵?」
グッと腰を抱き寄せ、顎を持ち上げる三蔵。