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凜恋心【最遊記】

第41章 ピンクレモネード


「無駄口叩いてんなよ!!」
「あら、怒られちゃいましたね…」
「せっかく逃げる時間やったのに」
「遠慮は要らねえな」
『かかれぇぇぇぇ!!!!』

その妖怪の言葉で飛びかかってくるのと同時に一行は次々となぎ倒していく。三蔵はその場に残って雅を守りながらも銃で妖怪を滅していく。

「フン…全く…全然減らねえな。」
「三蔵、お前が少ねえんじゃねえの?」
「うるせえよ。」
「もうさぁ、チャチャっとやったら?」
「そんなつもりはねえ、もう片付くだろ」
「…それもそう、かっと!!」

そうして三蔵が最後の一匹を撃ち抜いてさっきまでの静けさがやってくる。

「なぁあんかさぁぁ?」
「腹減った」
「俺の台詞とるなよな!!」
「あんなに来るからだろうが…」
「三蔵がモッテモテなのがいけねえだろ?」
「三蔵がモテモテって言うよりも、三蔵の持ってる経文がモッテモテなんじゃないの?最近そう思えてきた……」
「…クッ…」
「サイコーー!確かに!そうかもしれねえ…!!」
「…お前ら…」
「きゃーー!!こわぁいーー」
「うるせえ!!」
「恋人…なんですよね?あなたたち…」

銃口を向ける三蔵に対して八戒は話し出す。
それから休憩を兼ねての昼食、そしてまたジープに乗って先に進み、休憩しては、走り…を繰り返していく。野宿になりつつも問題もなく二日が過ぎた。
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