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凜恋心【最遊記】

第25章 眩しき光



「な……なんかごめん…私話しすぎた…」
「いや、いいんだけど……何か聞いた俺が恥ずかしくなってきた。」
「俺は何か凹んできた…」
「え?……え、なに……?」
「良くもまぁぺらぺらと……」
「三蔵?嬉しそうですけど?」
「じゃ……じゃぁさ!三蔵は雅のどこが好きなの?」
「却下」
「……ハハ」
「いいじゃん!教えてよ!!」
「聞いてどうするつもりだ」
「冷やかす?」
「んー、俺は、聞きたい」
「却下」
「そうなの?ちぇ…俺は雅の事も好きだよ!すげぇ明るい!三蔵とは違うキラキラした感じでさ!」
「悟空は三蔵のどこが好きなの?」
「俺?…全部!」
「ざっくりしてんなぁ、猿」
「でもどこか一つって言うなら、『三蔵でいてくれること』だな。」
「なんだそりゃ」
「かわんねぇから、ずっと」
「悟空らしいね」
「そっか?へへ」

そう言い合いをしている雅と悟空を見ながら三蔵はたばこをぷかりとふかしていた。

その日の夜、宿を取りに行くも二部屋で取る事ができた。

「俺たまには雅と一緒がいい!!」
「だとよ?三蔵、どうする?」
「……」

無言の圧が周囲を取り囲んだが、悟空は怯むこと無く『雅と一緒がいい』をいい続けた。

「まぁ、今日一泊と言うわけではないですし。」
「……たく…」
「やりぃぃぃぃ!!」

そういって珍しく雅との二人部屋を悟空がゲットしていたのだった。
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