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魅惑の恋【短編集】

第35章 冷たさの中の熱✿保科宗四郎✿裏


キャミソールを捲って、離れた唇は落ちていく。今のうちに酸素を肺に送り込んだ。でも、突起を舐められて、また息が乱れる。

「なんや…乳首も可愛ええ反応するやん。足開いて……触って欲しいん?」

足を開いてるのは、宗四郎が膝を捩じ込んで閉じられないようにしてるから。この人は、元々意地悪なんだ。知らなかったな。

頷いても宗四郎は「まだおっぱい触りたいからやだ」と、揉みながら突起を吸い、もう片方は指で捏ねている。

「んぁ……っ、ふ…」

「ええよ。声聞かして。僕のこと、煽りまくってみ」

癖で咄嗟に口を塞ぐと、その手を取り微笑む……挑戦的な笑みを浮かべた。声、嫌いなんじゃないの?聞いたら嫌な気持ちになるだろうし、煽ることなんて出来ない。

宗四郎の瞳は熱を宿し、私を見上げていた。余裕そうに口角を上げている唇は僅かに、震えているように見える。指もなんだか震えている気がして、光で紫に光る黒髪に指を通して撫でた。

すると、いつものように目を細めて擦り寄りながら、必死に胸を愛撫している。もしかしたら、あの時も、あの時も…こんな風に震えていたのかな。

「ぁ、あっ……すき、だよ…っ、ん」

宗四郎は一瞬目を開いて、ゆっくり、指を太腿に滑らせていった。少し、余裕を取り戻したようだった。
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