第34章 徒花→アザレア✿保科宗四郎✿裏
昨日と同じように宗四郎の家に来て、同じようにご飯を食べて、お風呂に入る。この後は……考えると、心臓が爆発しそうだった。
逆上せてしまいそうだったので、お風呂から上がり、ベッドで宗四郎が来るのを待っていた。今日はスマホは、ヘッドボードの上。ちゃんと宗四郎を見るの。
ベッドの上で扉側を向きながら座る。緊張、している。息が詰まる。それでも心は、宗四郎を求めていた。早く来ないかな…。
扉を開けて入ってきた宗四郎は、頭を掻きながら戸惑うように笑う。
「なんやその……あかんかったら、今日やなくてもええから…君が僕のこと見てるわかったから、焦る必要もないし……」
「心の準備したのに…」
ヒュッと息を呑んだ宗四郎が赤紫の瞳で見つめてくる。「あかん、めっちゃ嬉しい」と頬を染めながら。
お互いがお互いに近付いていって、唇が触れる。布団に手をつきながら、深くなっていく口付けに応えた。舌が触れて、熱く絡み合って…上顎を撫でながら離れていく。
その赤紫に宿る熱と同じものを、私もこの瞳に灯しているのだろう。もっと触れて、愛して…溶けて。胸が、お腹が苦しい。あなたが私を楽にして__。