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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第3章 初夜



「あんだと?
つか、当たり前のように
ここで寝るつもりなんだな?お前」

「ハッ…当たり前であろう。
だが、貴様は自室で寝て構わんぞ。

退室を許可する。」

「うるせー、
お前こそ退室を許可してやるよ」

『ん~
喧嘩しちゃだめだよ〜zZZ』

「っ……///」

「フン……//」

「レディ…すごいね…
寝ながらあの2人の喧嘩とめてる…」

「あ、あの…早くシーツ
交換してもらってもいいですか?」

〇〇を抱えたまま
ベッドから下りて
シーツ交換を待つ一ノ瀬に

「おっと、…ごめんごめん(^◇^;)」

と、さっと元のシーツを剥いで
新しいのを敷き込む神宮寺。

そして、すかさず
俺がベッドメイキングを済ませ

真ん中にスタンバイ。

「バロン…素早いね。」

「当たり前だ。
俺が1番先に こやつと
寝室に入ったのだ。

ベッドのなかでも当然俺が1番近くに
居るべき…であろう?」

「であろう?って…変な理屈だね…
じゃあ公平にお風呂の順番と
〇〇ちゃんを腕枕できる権利は
毎日交代にしよう…」

「そうしましょう。」
「賛成だ。
こいつの我儘に付き合ってたら
切りねーからな。」

「なんだと!?」

「と、とにかく…
カミュさん…〇〇さんを…」

一ノ瀬がいつの間にか
〇〇のバスローブを
きちんと着直させている。

少し瞳から涙を零している
〇〇を受け取り
俺の腕の中に閉じ込める。

向かい合わせで寝ていると
彼女の小さな寝息が聞こえて
また熱く込み上げそうになる。

髪の毛から漂うのか
愛しい彼女の甘い香りを嗅ぐ。

「すー……はぁ…」

幸せだ…

すると黒崎が
「じゃあ俺はココ…」

と、彼女の腰辺りを背面から抱きしめ
まるでお尻を抱き枕にしているかのように
寝転がる。

「蘭ちゃん…
エッチの時から思ってたけど、
〇〇ちゃんの腰とお尻…好きなんだね。」

「あ?わりーかよ。」

「別に?」

「では、私はカミュさんの後ろで寝ます。」

一ノ瀬が俺の背面に来て
俺の腰にあてがわれている
〇〇の手を握る

「おい、一ノ瀬。
お前に腰を抱かれる趣味は無い。」

「私もありませんよ。
〇〇さんの手を握るためです。
仕方ないでしょう。」


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