第3章 初夜
**
ガチャ…
寝室に入ると
ベッド際のライトのみ点けられ、
薄暗い部屋で
ベッドの真ん中で背もたれて
読書をしている女がいる。
本から目線をこちらに向け、
『…ふふっ、
やっぱりミューちゃんが
一番乗りだね♡』
と、パタリと本を閉じる。
俺はスタスタとベッドに近づき、
ギシッ…と
乗り上げる。
『ん…//
ギューしよ?』
と、首筋に唇を近づける俺に
手を広げてハグを強請る〇〇。
「よかろう…」
ギュゥと対面でハグをして
俺は〇〇の背後に回り込む。
俺がベッドの大きなクッションに背もたれ、
〇〇を背中から抱きしめる。
『ふふっ///
ミューちゃん…///』
顔を上向けて
俺の顔を覗きこむこやつの
上目遣いとチラリと見える谷間が堪らない。
「…なんだ…///」
『ミューちゃんの手…大きいね//』
俺の手を自分の手と合わせるようにし…
最後は指同士を絡めて、手を繋ぐ。
古典的な方法だが、
確かに破壊力のある
あざとテク……
「…誘っているのか?
さっきから可愛すぎるぞ…//」
『…///
ミューちゃんが、言ってくれたんでしょ?
今晩抱くつもりだって。」
「…そうだが…///」
『早く…きて欲しい…//』
「……後悔しても知らんぞ。
んッ…//」
チュ…ジュル…クチュ…
『ふンンッ////』
俺は他3人を待たずに
深いキスを始める。
頑張って首を捻って
俺のキスに答えようとする〇〇
愛おしい…
そこに…
ガチャ…
「わりぃ…
バスローブどこにあるか
分かんなくて遅くな…っ!?///」
と黒崎が入ってきた。
「テメェ…なに先におっ始めてやがる。」
「フン…
貴様らが遅すぎて、
〇〇が待てなくなったまでのこと。」
『あぅ…ランランも早く来てぇ…//』
入口で立ち止まる黒崎に、
おいでをする〇〇
「お、おう…//」
「おい…他の男を呼ぶな。」
そんな〇〇を
再び俺のキスに溺れさせる。
『あっ、ミューちゃ…///
んっむ…はっ…、んんっ//』
「脚…もぞもぞしてどうした?」
ベッドに上がった黒崎が
バスローブからチラッと見える膝当たりを
スリスリと撫でる
『あんっ///
ランら…っ、だめ///』
そして…