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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第2章 新しい家




ピンポーン

都内の某所で、
6LDKの豪邸を前に
インターホンを鳴らす俺。

『はぁーい』

とインターホン越しに聞こえる
可愛い声。

俺は今日から、
ここで世話になる。

いや、"俺たちは"…か。

門を開いて
少し長めの石畳を進み
階段を2,3段上ると
玄関の扉に辿り着く。

玄関横のシャッターが半開きになっていて、
ガレージ内に既にレンの車が停まっているのが見える。
もうカミュとレンの2人は
来ていると考えて間違いない。

俺が扉のノブに触れようとした時、

ガチャ…

と、扉が開き

ひょこっと〇〇が顔を出す。

「…//
よ、よぉ…//」

恋人になって、初めてのデートだ。

『ふふっ、いらっしゃい♡

ランランは
今日も格好良いね』

どうぞ、と
中に招き入れる〇〇

「……///
チッ…お前、それ全員に言ってんだろ。」

俺の前を歩くこいつに
照れ隠しを言うと…

『ふふっ、
ランランの
照れたら口が悪くなるところも
大好きだよ?』

って、仕返しされる。

「あーっ、もう、やめろって///」

キュン死させられる。

ガチャ…

〇〇がつきあたりの扉を開くと
真っ先にダイニング、
次にリビング、キッチンが目に入る。

そして、リビングのL型ソファに
既に全員が集まっていた。

「やぁ、蘭ちゃん。
迷わなかったかい?」

「迷わねーよ。
舐めんじゃねえ。」

「黒崎さん。
こんにちは。」

「お、おう。」

「フン…
遅いわ。

お前がくる前に
手土産を食べてしまおうかと
言っていたところだ。」

「あぁ!?
時間には余裕で間に合ってんだろ。

オメーらが楽しみすぎて
早く着きすぎたんだろうが。」

『もぉ、ランラン!
早く座ろ?』

と言いながら
俺の腕をギュゥと抱きしめて
ソファに誘導する〇〇

(む、胸…///)

そして、L字ソファーに向かって右から
レン、カミュ、〇〇、俺、トキヤ
の順で座り、この家について色々と
〇〇から説明を受ける。

冷蔵庫の中の食べ物に名前書いといてね
的な感じのことだ。

あとは部屋の案内。



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