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【MHA】【轟焦凍】【R18】sleepingbeauty

第3章 実は本当(だから直せ)


「オイ」
「「っ!??」」

二人が座っているソファーの背越しに突然の声。二人はその瞬間にお互い勢いよく離れ距離を置いた。そして慌てて声の主の方へ顔を向ける。

「ばばば爆豪っ!!!?」
「……」
「、テメェ帰ってくるの遅せぇんだよ!」

唐突に現れた爆豪に、先程の余韻もそのままに慌てた様子で言葉を漏らす。そんな彼女の傍まで眉間に皺を寄せながら、爆豪は歩み寄り声を掛ける

そして爆豪の『飯は?!』という質問に反応して、のお腹がグゥーっと大きな音を立てた

「ま、まだです…」
「なら行くぞ食堂。先公がお前の分置いといてあるってよ。」
「え、本当?相澤先生に後でお礼言わなきゃ…」

爆豪に催促され、お腹を擦りながら恥ずかしそうにソファーから立ち上がる。それに合わせるように轟も立ち上がり彼女の隣に並ぶと、爆豪はピキっと言わんばかりに眉を潜めて轟を睨みつけた。

「…オメェは部屋戻れ」
「なんでだ?」
「さっきそこで寝てただろうが。寝みィならさっさと部屋戻れや」
「目なら覚めたぞ」
「ア゛?いいから戻れ」
「…分かった」

二人の間に割り込み、轟を目の前に捲し立てる爆豪。その様子を慌てた様子で見守る。轟は少し不服そうに口を結んでいたが、未だ慌てた様子のと爆豪の剣幕に押され、渋々という形で食い下がる

「じゃあまた明日な」
「う、うん。今日はその…なんかごめんね」
「大丈夫だ、良いもの見れたしな」
「えっ?あ…」
「チッ」

名残惜しそうにに顔を向けて手を振る轟。最後に意味深しげな言葉と共に柔らかく笑ってから、彼は二人を置いて廊下の先を歩いていった

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