第3章 前日譚3:貴方の覚悟は凪のように
《AnotherStory》闇夜の太陽:前日譚3
1(1/3)/5P┃ドリノベ版01/09P┃0500字
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[激怒するコラさん]と[大泣きするロー]か描かれている数コマ毎に、なんだかんだと理由を付けては会いに行っていた。
その際には一緒にご飯を食べたり、たまに海で遊び、はしゃいだりできるようなくらいにはなっていて、堪らない幸福を感じている。彼も私も《能力者》なのでもちろん海には入らなかったのだけれども。寒いし。
(でも………砂浜や波打ちぎわでローくんとコラさんが一緒に遊ぶ姿は、非常に微笑ましくて眼福ものでした。すてきな思い出が作れてとても………もう、なんか『ごちそうさまです』ってひれ伏したいくらい)
時には野宿にも混ぜてもらったりまでして、彼らのなんともいえない寝顔に鼻血を吹いたのはここだけの話。秘密です。
しかも!その時にはキャンプ用品で3人で食事を作ったのも一生の想い出になりました。料理中に燃えたコラさんを見れたのも。
そんな『夢みたいな貴重な時間』を一緒に過ごさせてもらい、段々と二人が私といる時は子供みたいに笑ってくれるようになっていた──ある日の夜に起きた出来事。