第2章 前日譚2:コラさんとにどめまして
《AnotherStory》闇夜の太陽:前日譚2
1(1/1)/5P┃ドリノベ版01/06P┃0500字
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ぎゃああぁぁぁぁ珀鉛病ォ~~~!?誰か来てくれ───!![白い町]の生き残りだ──!!」
「キャ─── 肌に白いアザが~~~!!」
騒然とする病院が、突然にボォン!と爆発したことも合間って色々に混乱して慌てている人々。話しかけるのにどうしても一拍以上置いてしまう私は、そんな人などに押されまくって、なかなかコラさん達に合流することができないのを繰り返している。
「あっ……………」
(コラさんがいちいち爆破するのもどうかと思うけど。でも殺人をしてるわけでも、無関係な人もいる病院全体を爆発させてるのでもないから。話も聞かないで怯えてひどい言葉を吐くことこそがありえない。しかも[医療関係者]が。日本だったら病院潰れるよ!だから天罰だし、やり過ぎだけどいい気味!)
「マジで、本当に……!!」
「ちょ、あ──行っちゃうっ!」
(私のバカっ!)
なんとかコラさん達が行った方向と同じ方向に走ったけれど[珀鉛病]の話題は街にまで広がっていて、耳に入る話はとても気分が悪い物だった。
(人々の反応や噂話を辿れば、大体はどこにいるかは分かるけど………)
切なくて、痛くてたまらない。