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『おにいちゃん』の、言うとおり
第1章 燐—りん—
『おにぃちゃん…………っ、おく、たりない…………っ』
一途で純粋な瑠璃の感情を、気持ちを利用した。
それはきっと単純な兄妹愛のそれだったのに。
歪んだ関係へと道連れにした。
真っ当に生きていた瑠璃を。
日の当たる眩しい場所から。
僕たちが、いや僕が。
日の当たらない暗い場所へと引き摺り込んでしまったんだ。
ただ。
瑠璃が欲しかっただけなのに。
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