第9章 *よっちゃんの嫉妬 潔 世一
「はぁ!?従兄弟なのかよ!?」
室内に俺の叫び声が響き渡った。
はベッドのシーツに包まりながら頷く。
だったらなんでもっと早くに言ってくれなかったんだと言えばぷくーっと頬を膨らませながら、よっちゃんが全然聞いてくれなかったじゃん!!と怒る。
「ごめん、、、蜂楽と楽しそうにしてるお前の顔見たらその、、すげぇ嫉妬した。今更だけどほんとにごめん、、、?」
突然が俺の背中に寄りかかってきたのだ。
『バカ、、よっちゃんのバカ、、、私はよっちゃんのこと大好きなの!、、、よっちゃん以外好きになんてならない』
「ッ、、、好きだ」
の言葉が嬉し過ぎて彼女を抱きしめた。
まさかこんなにも自分が嫉妬すら人間だとは、、、
それほど彼女に、、、に溺れているということだろう。
蜂楽と親戚になる未来はそう遠くないことをこの時の俺はまだ知らない。
------fin