第1章 遊園地
高校の卒業旅行として友人とふたりで遊園地に来ている
「ひいらぎ〜。次どこ行く?」
「ジェットコースターに行きたいな」
「それいいね!じゃあ行こう!」
ジェットコースターはとても楽しく、ほんとに最高だった!
途中とてもスピードが早くドキドキしたけれどそれがジェットコースターの醍醐味であることは流石にわかる。
「ひいらぎ!このジェットコースターさ、スピード早くてスリル満点でサイコーだったね!」
「それな!めっちゃ楽しかった!」
「ねぇねぇ、次は観覧車のってもいい?」
「もちろんだよ!さっきは私がお願いしたからね」
「うれしい〜!じゃあ行こ〜」
そんなこんなでいろんなアトラクションに乗り満喫して最後にゴーカートに乗ろうという話になった。
「ひいらぎここのゴーカートめっちゃ楽しいらしいよ」
「そうなの?ゴーカートにもやっぱり違いがあるんだね。乗るのが楽しみだなぁ〜」
「まじ楽しみ!どっちが運転する?」
「車を操作する系のゲーム苦手だから運転するの怖いかも…ゴーカートの運転お願いしてもいい?」
「いいよ!任せといて」
「心強いな〜」
私達があともう少しで乗れるところの順番に来たとき
スタッフさんが説明に来てくれた。
「このアトラクションは自分で車を運転してもらうものに
なっています。前の車との距離は十分に開けてなるべく壁などにぶつからないように運転してください。また、この車はスピードがかなり出てしまう場合がありますので注意してください、注意事項は以上です。大丈夫でしょうか?」
「「大丈夫です」」
ハモってしまって少し笑いながら、ゴーカートまで行った。
それにしても、このスタッフさんは声もいいし、イケメンだな。
車に乗り込むとスタッフさんが「いってらっしゃい」と言った。
その姿に私は一目惚れしてしまった。