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【短編集】悪役令嬢RTA

第8章 番外編・拝啓、サンドラお嬢様


書斎に行き公爵家の紋章が入った便箋を出し早速文鎮で紙を留めた。
お嬢様は私が意にそまぬ婚姻をした事を気にしているかもしれない。だから私は旦那様の愛している所をいっぱい書いた。

―――あらやだ、これじゃあまるで旦那様へのラブレターみたい。
まあいいか。私は今は本当に旦那様を愛しているんだし。

書き出しはどうしましょう?
そして私はある覚悟をしながらそれを記す。
―――『拝啓、サンドラお嬢様』。
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