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【短編集】悪役令嬢RTA
第3章 ひろゆきRTA
扇を閉じ、目元を拭ったのは演技では無い。
「オスヴァルド様をよろしくお願い致しますね」
言ってさっと踵を返す。
しずしず会場を出る―――。
あああ、足がガクガクするし、胸がドキドキした。
私よくしらを切りきったわ!えらい!
去り際もかっこ良かった筈。
これで私は無罪放免ひゃっほー!!
ああもう、こんなのうんざり!!
アイツ等には構わず私の第二の人生満喫してやるわー!!
―――さようならカルロッタの愛したオスヴァルド様。
さようなら、私の初恋。
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