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【短編集】悪役令嬢RTA

第13章 天翔る悪役令嬢


私の名前は『』。
ある日スーパー社畜タイムを終え、疲れてトボトボ歩いていた私は異世界転生トラックと衝突!
粉微塵になり、私は転生した―――この世界に。

―――世界は核の炎に……包まれなかった。
旧文明で人間は醜く争い合っていた。
そして、生み出された兵器『ソラバミ』。
ソラバミ、そして対ソラバミとして開発された兵器ヴァルチャーは熾烈な争いをくりひろげた。
だが兵器は人類の文明をも破壊してしまった。
それから幾年月が経ち、いまや、人類の殆どがソラバミの標的となる、ヴァルチャーのパイロットである『シュバリエ』もしくは『フィアンセ』の血筋となっていた。何とか生き延びた者達は『フォートレス』と呼ばれる基地にこもりソラバミと戦う兵器、ヴァルチャー改め、リヴァルチャーに乗り、明日をもしれぬ世界を生きている。

そんな世界。いつ滅びるともしれないこの世界に、享楽的に生きる者……責務を果たす者……明るく毎日を謳歌する者……―――そして私は。

今の私の名前は『スティナ・エレーン』、子爵令嬢。
位はそんなに高くは無いけど、荒廃した面を持つこの『フォートレス・パライソ』でまあまあ良い暮らしをしていた。
だから端的に言えば幸せなんだろう私は―――、

一つの事を除けば。
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